不動産投資入門

資産運用の方法として、メジャーなものには投資信託や株式取引などがありますが、高い利回りを目指すなら不動産投資はおすすめの手法です。満室の中古物権を購入すれば、他の投資方法と比較にならないほどの結果が期待できます。しかし、一方では入居者の減少が、家賃収入の減に直接つながるためリスクも高くなっています。高齢者やファミリー層など、比較的転居の可能性が低い入居者のいる物件を探すことがポイントの一つにもなります。なお、その際には、併せて周辺地域の類似物件の入居状況も確認し、エリア特性を知ることも重要です。

表面利回りの計算方法

表面利回りとはグロス利回りともよばれる一般に使用される利回りで、満室時の年間賃料を物件価格で割ったものです。表面利回りが高いものほど投資効率が上がりますが、注意するところは、現在の賃料での満室時を想定しての年間賃料で計算していることです。空室率が高くなれば当然、実質の収入は減ることになります。また、出費として、固定資産税や各種設備のメンテナンス費用、管理会社への支払い費用などの物件の維持費用を差し引いた実質の収入を計算に使用する実質利回りで考える必要もあります。プロの投資家が不動産投資を行う場合に使用するキャップレートという利回りの計算方法もあります。償却前営業利益を不動産購入価格で割る計算法で、不動産の投資判断を行ううえで有用な利回り計算と考えられています。